野薔薇の家系に対する想像がだいたい合ってたけど、まあ術式が遺伝性なら当たり前ではある

真依の初恋の相手は真希でしょ

夏油を善悪の判断基準にしていた節があって、夏油出奔後の方がしっかりしている五条、だいたい解釈が一致している
やっぱあいつ、人の振りした人外で、心の未発達な子どもで、夏油に人の振りを教わっていたんじゃないのか、何も感じない状態こそが本来の姿じゃないのか
夏油出奔によってモラトリアムの思春期が終了して大人の振りができるようになったんだよ

やっぱり呪術は構成がきれいなんだよな、登場人物たちには互いの本心や意図がわからなくて、物語を俯瞰する読者だけが知っている悲哀がね

バツイチ夜蛾が妻に連れて行かれた子どもに会えない寂しさからパンダを自分の子どもみたいに扱っていた(仕事にかまけて我が子の世話ができなかったからパンダにおむつを履かせて過去をやり直し)という幻覚を見た

相伝の術式が複数あるのは禪院だけで、強い術式を持った術師を婚姻関係で取り込んできた感じかなって思ってたらまさにそう書いてあった

五条より夏油がモテる、それはそう

まともな奴から死んでいくので三輪ちゃんが死なないことを祈ります。まあ死ネタをバリバリ食うタイプなので死んでも別にいいけどね、雑な死に方でなければ

呪術廻戦のファンブックは「これは虚構の物語であり、これは私の創作物である」という作者の意識が強い印象を受けますね。鬼滅が「隠の調査結果」やら「後世へ残す鬼殺隊の記録」みたいな作中の設定で包んで物語の延長線上に位置させたのとは対照的に

三輪ちゃんも京都高専の誰も、両親さえも17歳のメカ丸の素顔を知らないし、これから知ることもない

五条悟が五条家の当主か未だ嫡男かで悩んだりもしたけど、当主であることが明記されたので、高専卒業と同時に父親に隠居を迫る悟くん(大人のふりをし始めた頃)が見たいです

「弱いからやり方を間違えた、弱いから間違いを突き通せなかった」メカ丸と真人の「正しさの押し付けあい」は対応しているように見える。相手から見たら間違いであっても、力ずくで強引に押し通せば正しくなるんだよね。呪術師という「強者」はそういう傲慢さがなければつとまらないよ
呪霊はそれが存在意義で存在理由なので「正しさ」を突き通すしかない

五条が夏油の判断を善悪の指針にしていた節があるにしても、呪詛師に堕ちた夏油を止めようとしたところからみて社会規範が強固な枷として嵌められているのは疑いようがないとは思う。たぶん個々の細かい判断を夏油に依存していたんでしょう、自分の心(善悪の判断能力)が希薄だから
自分の心が未発達で人の心がわからないから、他者の判断を指針にする、でも、夏油が「善悪の判断を間違えずに行える」と判断したのは紛れもなく五条自身の判断なんだよ

いちばん最初に五条悟に枷を嵌めて人の形に押し込めたのは、はてさて誰なんでしょうね

楽巌寺学長のような、良く言えば規範意識が強く、悪く言えば頭が固くてルールに固執するタイプ(五条が嫌いな「腐ったミカン」)はよく見かけるし現実にもいるんだけど、宿儺を放っておいたら多くの人が死ぬかもしれないという懸念はこの野球試合の数ヶ月後に正しかったと証明されてしまうわけですよ
夜蛾は「宿儺によって死んだ人」と「虎杖によって救われた人」を秤に乗せなければならないんですよ

ところで歌姫先生が名前通り歌が上手くて術式に関わるってことは、いつか楽巌寺学長の演奏をバックに熱唱する歌姫先生が見られるってことですか?

楽巌寺と夜蛾が地べたを這う小さな蟻が自分より大きな獲物を運ぶさまを見つめ、そこに理想と現実の狭間でもがく学生たちや呪術師、あるいは呪詛師に堕ちた夏油を投影しているかのような描写の後で、平然と蟻を踏む五条はやはり本質的には教師に向いていないのでは
いやでも踏んだはずなのに蟻が潰れていないということは常時発動の無下限が作用したとか?
それだと無下限呪術は本人の自動防御のみならず、弱者の保護にもなるということだけど。誰にも傷つけられず、誰も傷つけない代わりに誰とも触れ合えない孤独だけど

うーん、無下限呪術がますます一方通行と同類に見えますね

単行本の時は気づかなかったんだけど、外野は一人だけ術式使用可能ってことで、西宮が箒で飛んでいるのと対応して伏黒が玉犬を出しているんだね。ということは球を拾いにいく玉犬がいるし、拾ってきた玉犬をよしよしってなで回す伏黒もいるんですね?

狗巻家が呪術師の家系としては異端で呪術師の血を絶やそうとしているのに、そこへ呪言師の才能あふれる子どもが産まれてしまって、棘は誕生を祝福されないわけではないけれども、制御できない術式が何かを引き起こす度、禪院家とは正反対に「術式を継がなければ…」って言われていたんだろうな
たぶん狗巻家が術式の血を絶やそうとしているのは、他の術式と一線を画する影響範囲の大きさと日常生活への支障の大きさからなんだろうなと思った

15巻の真人もそうだったし、今週の伏黒も「弱い呪術師は我を通せない」って言っているし、正しさとは相手に自分の正義を叩きつけることなのだという認識が作中を通してとても強いなと思う

以前「夏油傑の差別感情の話」とかその他のnoteで書いたことだけど、もはや万人に共通の正しさなんて幻想で、正義とは独善でしかないんだよね

めんどくさがりで術式も持っていないくせに一級になってしまった日下部さんの今後に期待

五条家当主で六眼・無下限呪術コンプリートのくせに結婚するつもりのなさそうな五条悟も狗巻家みたいになりたいのかな

以前、六眼のことを友人と輪廻眼とか呼んでいたような気もするけど、どちらかといえば百眼ですねあれ

五条悟はノブレス・オブリージュのごとく他者(弱者)への奉仕を求められると書いたけど、これを極めた先例として既に天元様がいたことをすっかり忘れていた。自意識や人格が消滅し、日本を守護するシステムと化したあれが行き着く先なのだとしたらなかなかですね

五条は六眼と引き換えに通常の視力が弱い説を唱えていたけど、むしろ通常の視力が健在なせいで、六眼によって得られる情報が過多になって混乱するから、サングラスや目隠しで通常の視界を抑えていると見るべきでは?
通常の見え方をしていない、という推測はそのままですね

誕生日の関係で、七海の享年が五条と硝子と同い年(2018年10月31日現在)になっていることに気がついた

沙織ちゃんとその家族が理不尽に村八分された被害者ではなく、母親がスピリチュアル系と揶揄されるようなタイプで本人もいささか口調が荒くて「良い子」な感じではないことが発覚して、単なる「可哀想な被害者」という印象が崩れていくのはいいなと思った

最近呪術を見た枯れ専の友人が伊地知のことを一瞬、守備範囲に認定しかけていたので、年齢を教えたら泣いていた
友人A「枯れ専の経済力を舐めるな」
友人B「その市場規模は?」

ファンブックを読んでいたらなぜか答え合わせ作業が発生してしまい、今まで見ていた幻覚がどうやら幻覚ではなかったらしいことを知って動揺している

そういえば硝子の高専入学方法が明かされていないのは今後本編でってことなのかな?

硝子は同性の同年代が身の回りに少ないのもあって、深く立ち入らないのが処世術なんだろうな。五条と夏油の仲裁もしないし懸命に説得することもないし、去る者は負わないような淡白さで、でももしかしたら二人のことを少しだけ眩しいと思っていたのかもしれない、自分が入り込めない世界があることを

さまざまな形態があるにしろ、強大な力を持つ者にはそれ相応の人格(力をむやみやたらとふるわないでいられるための制限として機能しうる性格づけ)が付随していないとすぐさま大惨事だよね

五条の視力が健在ということは、つまり見えるのに見ようとしなかったということで、単に見えないよりなお悪いよ。自分から選んで目を塞いでいたんだもの。視力が損なわれていた方が言い訳できたぶん、逃げ道があったよ
これはただの妄言だけど、ほぼ通常の視力を使うことがなく視野を六眼に頼っているということは、呪力の性質から他者を識別しているせいで人の顔立ちなんてわからなくて、集合写真を見ても自分の生徒の顔を判別できない可能性がゼロではない…?
まあたぶん五条は一度見たら忘れないタイプだし、常時六眼のみだと字も読めないし(手書きならともかく、さすがにプリントアウトした文字に呪力が残っているとは考えにくい)、本当にただの妄言です

五条と夏油の「青春」は星新一の「青春とはもともと暗く不器用なもので、明るくかっこよくスイスイしたものは、商業主義が作り上げた虚像にすぎない」とちょっと似ているのかもしれない。その時には「青春」だなんて呼ばなくて、はるか昔に過ぎ去り、過去に成り果てたから振り返って「青春」と呼べる

夏油のスライド式ガラケーを見た瞬間、10年間忘れていたわけではないけど思い出すこともなかった、友人がスライド式ガラケーに機種変して早々に落とし画面を割った時の光景がまざまざとよみがえって、獄門彊に捕らわれた五条みたいな気持ちになった
夏の終わり、文化祭の準備中、美術部の展示用にベニヤ板を二人で買いに行き、ほんの数分間だけトラックの荷台に乗って捕まるところのない不安定さと顔に当たる風を味わい、強い日差しを照り返すセーラー服二人分が荷台から飛び降りた際に揺れて、そして友人のポケットからケータイが滑り落ちた

スライド式ガラケーなんて全画面、落としたら画面が割れるんだからやっぱり二つ折りでしょ、なんて言っていたのに、気がつけばボタンの消え去ったスマホが世界を席巻しているのだから、何が起こるなんてわからない

五条にとっては映画を見ることが楽しいのではなくて、夏油と同じことをするのが楽しかったのでしょう
実家で親族の目を盗んで初代デジモンを見る五条悟(齢一桁)と「お前そんなことも知らないのか」と呆れられながら夏油に「ぼくらのウォーゲーム」を履修させられる五条悟(十代半ば)でせめぎあっている
後者の場合、デジモンが好きなのは夏油ということで、夏油の好きなものを元来無趣味だった五条が好きになってそのまま時を止めて、つまるところ、五条の知る娯楽はすべて青春の傷跡
「過去のすべてがこの身を成し、この身が未来を作り出す」って別の本にも書いたけど、記憶力がよければよいほどに過去から逃れることはできず、他者と関わって他者からの影響と無縁ではいられず、変化しない生き物などいない、社会性であるならば

伏黒が虎杖を殴ったりしていつになく暴力的なのは、出身中学に戻って当時の荒れていた頃に引きずられていたのかな

虎杖はたしかかなり体重が重かったはずなので、伏黒が不自然なほどぐいぐい車に押し込んでいたのに抵抗できたはずだけど、意を汲んでとりあえず車に乗った感じがする

伏黒に「何でも話せとは言わないけど」って虎杖が言うのは味わいがあるね、虎杖だって順平のことを誰にも話していないでしょう

正しい倫理観を備えたまま社会規範(法)に違反する夏油と、倫理観の欠如したまま社会規範を守り続ける五条で対になっている

枯れ専の友人いわく、伊地知を守備範囲に認定しかけたのは年齢的におじさまだと判断したからではなく、くたびれたサラリーマン要素に心引かれたからだと言っているんだけど、それは別方面に枯れているということで守備範囲なのでは…

津美紀は絶対に目を醒ますだろうという確信があるから、伏黒にはそれまで思う存分辛い目に遭ってほしい

ハッピーエンドの解釈が一致している友人と喋っていると我ながらとんでもねえ発言ばかりしてしまう

機種変したばかりのスライド式ガラケーを落として画面を割った友人と伊地知を守備範囲に認定しかけた枯れ専の友人といつも売り子してくれるルルハワの黒髭氏的友人とそもそも最初に同人誌を作るようけしかけた友人はすべて同一人物です

五条が夏油に委ねていた「善悪の指針」とは倫理的判定のことではないか、でわたしの中では決着しました。すっきりした
法的な違反は誰でもわかることだけど、倫理はそうではない。特殊な環境下にいたら世間一般に通用する倫理観は身に付かない。多少夏油から学んで人の振りをするのが上達しても根本的には変わらないし、たった数年で埋められるほど甘い欠落ではないから、今でも時々違反する。指針はもういないので

思春期という揺らぎやすい時期に閉鎖空間に放り込まれると自他の境界が曖昧になって互いを同一視しやすくなり、でも実際にはそうではないから些細な差異から亀裂が生じてゆく、というのは共感性の強い女子に起こりがちなので、男子高校生でこれほどまでに錯覚を抱くのは珍しいかもしれない
自我の確立していない幼い子どもなら性別は関係ないし、五条は幼稚と言って差し支えない精神年齢(にもかかわらず年齢相応に基本の規範意識はしっかりインストールされている)だから、まあそうなるよねとしか
同一視していると言っても割と片道で、五条から夏油へは不健全なレベルで同一視していたけど、夏油からはそこまで幼なげな錯覚は起こしていないので、互いの認識がずれているのが悲劇的要素

そういえば社会規範について今まであんまり説明しなかったの、すごく不親切だった
「社会規範」は社会言語学や語用論で用いられている用語から持ってきたんだけど、その文化圏における「当然そのように振る舞うべき指針」のことで、つまりは法律より範囲が広く、暗黙の了解で成り立つ慣習も含む

車の後部座席って真ん中はもっとも小柄で細身の人間が乗るものだと思っていたけど、たぶんごく自然な調子で伏黒が座って野薔薇ちゃんに端の席を譲っている

I could not live without youなら、五条がようやく育て始めた人の心らしきものは夏油と一緒に死んでしまって、「夏油出奔後の方がしっかりしている」は「子供らしさが死んだとき、その死体を大人と呼ぶ」というあれ
善悪の指針を失っても、夏油から学んだ通りをなぞって人の振りを続けている。むしろ他人にべったり依存していたのをやめた分、かえって成長したようにさえ見えている。
本質は何にも変わっていないけど、後悔だけは覚えた

恵ちゃんのあの顔で義理の姉がいるのは最高などと話していたの、夜で理性が緩かったから許して

五条があんなに虎杖のために映画のラインナップを揃えていた(つまり過去に大量に映画を見ていた)のに、ぱったりと映画鑑賞をやめてしまったのは、人の本質を変えるのはとても困難なのだと解釈しました。青春は人生においてとりわけ輝かしく影響力の強い時期ではあるけれど、それがすべてではない
完治してなお消えない傷跡を壊れてもなお色褪せない永遠としながら生きるの

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