復活のスザクはちゃんと生き続けることへ肯定的になったんだよね?

復活だとルルーシュが功罪ともに一人で背負ってるっぽいが

復活のルルーシュには死ぬほど思うところがあるが、最後のC.C.の顔を見るとまあいっかってなる C.C.ルートのトゥルーエンド

テレビアニメ版のゼロ=スザクは父親の形見の懐中時計もユフィの遺品の勲章も羽ペンも捨ててそうだけど、復活のスザクはまだ持っていそうだったのでちょっと安心した

C.C.に気を取られていたけど、よく見たら私服姿のスザクがナナリーと顔を合わせていて、もしかしてこれがナナリーが初めてスザクの顔を見た時ではないよね

知人がちょくちょく「なんで周囲の女の子がルルーシュを好きなのかわからない」って言うけどわたしもわからないですね…わたしはリヴァル一択なのでね…

不幸そうなのが好きだからスザクくんのこと好きだけど、それはそれとしてリヴァル一択です

リヴァル~頼むからお前は報われてくれ~と思ってたので、きっぱりフラれたはずのミレイも行動を共にしているのを見て、お前どんな気持ちなの?とは思った どんな気持ちだよ

リヴァルは好きだけどミレイとはくっつかないのはわかってた あいつは永遠の二番手だから…

今R2ノベライズ1冊目なんですけど、相変わらず知らないシーンでできてるし、スザクはロボに乗らないで闘うしで、尺が足りないのはロボで戦闘してたからじゃん…

スザクくん死なないからって無茶しすぎ 1話で撃たれた後いつの間にか回復してたし、もしかして回復力も桁違いなのかな? お前は本当にただの人間なんですか?

「悲劇を喜劇にするな!」と「でもこれはパラレルだし…」でせめぎ合った結果、テレビアニメ版はスザクルートのトゥルーエンド、復活はC.C.ルートのトゥルーエンドということで落ち着いた

でもやっぱり、テレビアニメの方のルルーシュとスザクによる罪と罰の構図はこの上なく美しかったよ

そうか、自分の意思に反して虐殺を行うっていう点でユフィとスザクはお揃いなんだ 何も嬉しくねえな

この一年がルルーシュの作った平和って、それ守ってたのスザクじゃん
ゼロレクイエムはルルーシュとスザクによる世界に向けた茶番劇だと認識しているので、功罪ともに二人のものであってルルーシュだけのものではないと思うんだよね
いや功罪をルルーシュ一人で背負うならスザクはゼロを辞めてもよくない?!

脚本が細部の整合性をぶん投げたせいで、誰がどこまで知ってるのかさっぱりわからん コーネリアはどこまで知ってるんだ

ユフィが虐殺に及んだのはギアスのせいだってみんなさすがに知ってるよね?でないといくらなんでも可哀想

過失だからって、本意でないからって許されていいのかと思うし、今の時代にはもう無理だろうなとも思う

誰か一人くらいルルーシュを絶対に許さなくてもいいのではと思ったけど、スザクが許してしまったならもう誰もルルーシュを責められないよな

特定のキャラに必要以上に肩入れする脚本は嫌いんですよ、だからR2から目に見えてルルーシュを贔屓し始めて復活で隠しもしなくなった脚本のせいでルルーシュに対してだんだん冷めてゆくのを自覚してすごく悲しかったわけですよ、ルルーシュのことは嫌いじゃないのに

星刻は死んでほしかったわけじゃないけどなかなか死ななくていつ死ぬのかなって思ってた いつ死んだんだろ

女性的ファッションと話し方のカノン・マルディーニ伯爵もロイド・アスプルンド伯爵に負けず劣らずの変人貴族だと思うので、シュナイゼルの周りの人間関係ももうちょっと見てみたかったかも

スザクを救えるのはユフィだけなので、ユフィを失った世界でスザクが永遠に救われないのはスザユフィ的に正しい

スザクだけはルルーシュを許すなよと思いながらも、スザクは一人をずっと憎み続けられるほど心が強くないからね

ノベライズでスザクが星刻と刀で戦ったあげく腹を刺されるシーンが挿入された意味を考えているんだけど、これスザクが自分の身体をかえりみないって意味ですか? それとも腹を刺されて縫合した直後から普通に行動している頑丈さを表してるんですか?
スザクがギルフォードと一緒に入院してたくだりがよくわかってなかったんだけど、実は星刻と戦っていたところがカットされたのを小説が拾ったってこと? つまり腹を刺されて縫合された直後にランスロットに乗って黒の騎士団と戦ってナナリーを救出したってこと? 無茶すぎる…

小説版、ルルーシュがナナリーの意志を無視して幸せの形を押し付けているのではないかと同じ「兄がいる妹」であるところのカレンが気づくのはいい
カレンがちょろすぎて、そこは好きじゃなかったんだけど、ちゃんとルルーシュを見ていてよかった
小説の方が気が合うな、キャラの描写が

カレンはエースパイロットの側面ばかり強調されるけど、日本生まれ日本育ち、日本人の母親と兄と共に生活していたにもかかわらず、ブリタニア人向けの学校で成績優秀だった点はもっと褒められてしかるべき 10歳からブリタニア語に切り替わったなら、相当の努力をしているはず

友人にみんな何語で喋ってるの?って言われたけど、それはわたしが聞きたい

スザクは心を閉ざして外に向かって語る言葉を封じ、また環境が彼の口を塞いだというのはあるんだけど、弁が立つ性格でないことを差し引いても、そもそも己の複雑な内面を語れるほどの言語能力があったのかについてはずっと疑問があります

小説のダールトンが有能すぎてあんな最期なのが悲しすぎる コーネリアを裏切った直後に死んだのは、自分の行いに戸惑ったり責められたりする機会がなくなったということなのでむしろ幸いなんだけどね

あれだけ悲惨な目にあってもルルーシュを許すし世界を恨まないスザクの優しさがすごいなって思う あいつぜーんぶ自罰的思考に変換してる 世界が自分を追い詰めたとは微塵も思わない

「嘘のない世界」を目指したシャルルに対して、ユフィの今際に真実よりも安寧を選んで「特区は大成功だったよ」って泣きながら大嘘をついたスザクがいる時点で答えが出ているようなもの

小説だとゼロでなくルルーシュとしてスザクを説得したらもっと失敗する確率が高いってあったけど、死ぬなバカ!俺が悲しいんだって叫んだら何か変わったのかな
ルルーシュも17歳だもの、親友が知らない人みたいになってたら戸惑うし、知るのが怖くもあったでしょう 表面上だけだとしても平穏な現在を壊したくない気持ちは否定されるものではない

スザクは脳筋ぎみなので、ルルーシュは難しい言葉を並べ立てるよりも直接的にお前が必要なのだと、いないと寂しいのだと、お前が大事なのだと言えば伝わったかもしれない 言えないのがルルーシュだが

そのへん1期は割と丁寧だったのに、2期でいろんな要素を詰め込みすぎたうえに視聴者の予想を裏切る展開を重視する姿勢で細部がおざなりになったのは残念だと思います

放送枠変更のあおりで、ピカレスクロマンができなくなっちゃったんじゃないかとは感じた

ルルーシュの目的ってナナリーが幸せに生きていける世界だけど、そこに自分はいないんだよね  ナナリーはもっとルルーシュに自分を大事にしてほしかったんでしょう

ナナリーはもっとお兄様を泣いて責めて詰ってもよかったと思うんですよ、私を言い訳にしないで、私を大切に思うなら私の願いを聞いてほしかった、お兄様がいなければ意味がないんだって、ルルーシュを頷かせてやらなければ

復活のナナリー、手軽に誘拐されて人質にされるお姫様で、全然台詞がなくて残念だった

ルルーシュは謝るキャラじゃないけど、ナナリーにはもっと謝ったほうがいい

ところで儀礼用のナイトメアってどんな用途だよ

ルルーシュがスザクに売られてもスザクを友と呼び続けるあたり、ルルーシュも気を許せる対等な友人の地位はスザクにしか許さなかったんだよなあ

ただ、ナナリーはお兄様がいれば十分って言うけど、小説版のルルーシュはその閉じた世界の不健全さに気づいて、ナナリーの世界をこじ開けたスザクに感謝してたから、ナナリーの願いを叶えることはなさそう

結局ルルーシュはナナリーを置いていったから、ナナリーの世界に自分だけがいるというのは許せないんじゃないかな

スザクには肉親の愛が欠けているというスタート地点から割と可哀想なんだけど、可哀想な境遇にいることよりもそれが可哀想であることが作中であまり認識されていないようなのが可哀想
自罰的すぎて口が重いからなんだけど
もっと話ができれば孤独にはならなかったんだけど、自分に救いを許さないから誰かに助けを求めることもなく自分を追い込んで勝手にどんどん地獄へ落ちている

ルルーシュ視点でもそこまで完璧にハッピーエンドではないような ナナリーとは別れて生きることになるし
だからやはり復活はC.C.の物語なんだと思う

いちばんハッピーになってるのシュナイゼルじゃない?

ルルーシュは自分のやっていることが正しいと思っているから絶対遵守のギアスが発現するし、無限新生によるやりなおしを拒否する だからスザクの自罰的思考をあんまり理解できなくて関係がもつれる
スザクもスザクですべて自分のせいだと思うのもやはり傲慢さ、思い上がりとも言える 世界の中心に自分がいるってことなので

ルルーシュが今のスザクが間違っていると否定するのに対して、ユフィが今のスザクを好きになると言うので、ユフィに流れるのは当然の帰結
昔のスザクを知っていて、当時唯一の「ヒト」であって、不幸のどん底にいた時に楽しかった記憶があるなら、過去を大事に思うからこそ現在を否定したい気持ちもわかる

ルルーシュが生きてて幸せそうなスザクを見ているとスレインを思い出す あまりに不幸な境遇のせいでどんなに小さな幸せでもそれを過大評価して満足してしまうってやつ

たまに主人公が面会に来るけど俗世から切り離された幽閉エンドの大罪人スレイン・トロイヤードと、個人としての幸福追求を許されず仮面を被り死ぬその瞬間まで罰として世界に奉仕し続けるゼロ=スザクのどっちが可哀想かはなかなかにあれですね

枢木スザクはユーフェミア・リ・ブリタニアのもの、ゼロ=スザクは世界のもの

ルルーシュはギアスに依らずスザクの意思で自分に賛同して仲間になってほしくて、すごく強欲だなと思う でもそれがルルーシュらしさなんだよな

ルルーシュの強欲さはけっこう好き

軽々しく「ナナリーにだけは嘘をつかないよ」って言うのがね、幼くて愛おしくて悲しいね そんなの無理に決まってる

言葉は悪いんだけど、衝動的に父親一人を殺したくらいで普通は死刑にはならないから、スザクが自分を「生きていてはいけない」と思うのは重くて、周囲に大人がいなかったんだなって感じ それだけ父親の死による(と本人は思っている)敗戦を重く受け止めてるってことなんだろうけど
小説だと藤堂がスザクから目を逸らしているからなあ

スザクが父を殺したことで国の行く末が変わったというなら、権力を求めたゲンブは本人の死が最も大きな影響力を発揮したことになるのでだいぶ皮肉

視聴者からどう見えるかはさておき、スザクは作中で父殺しとルルーシュ殺害の拒否とロイドをぶん殴った以外に(法的な)罪はほとんど犯してないんだよね 正しさを追い求めるあまり、法的な正しさに固執しているから
いやフレイヤはどういう扱いなんだろ…

2期後半から脚本がジェットコースターすぎて、スザクがフレイヤを撃った(撃たされた)ことをルルーシュがどう捉えていたのかよくわかってないんだけど、誰がどこまであれがスザク本人の意思ではなくギアスのせいだったと知っていたんだろう

軍と学校以外の労働の描写が少なすぎてモブに生活感が感じられず(舞台装置や背景同然)、エリア11での労働環境の話は必要だと思っていたので、小説がかなりページ数を割いて労災と最低賃金の話を始めてなんか感動した

ギアス見始めてから2ヶ月も経ってる…!

スザクがナンバーズの兵士に暗殺されかけ、その死刑執行にサインをためらってアーニャが代わりにサインした話が消えて、名誉ブリタニア人の刑執行のサインを拒否する話が挿入されているんだけど、これめちゃくちゃ重要なやつじゃん

アーニャが代わりに死刑執行にサインしたところ、直前に袴を穿いて出てきたのも併せてスザクの心がまだ日本から離れていないってことだけど、スザクが汚れ仕事を押し付けたとも取れるし、アーニャがスザクと親しい間柄(だからスザクに代わってサインし彼の心理的負担を減らそうとした)とも取れるし

ナナリーが総督として地味な仕事をこなしているシーンを描写できるのは小説ならではだな アニメ映えしない

ルルーシュも憐れまれるのが嫌いで自罰的思考で口が重いスザク同様に自分の可哀想な境遇をアピールしないんだけど、それでも周りの手助けを得られるのは、目も足も不自由な妹ナナリーというわかりやすい弱みがあるからだよなあ

ブラックリベリオンで生徒会のメンバーを助けに来たスザクがブリタニア人のためになら行動できるんだって詰られるところ、たしかその通りだから詰られるのは当然なんだけど、名誉ブリタニア人としてブリタニア側に組み込まれているから構築できる人間関係がブリタニア人ばかりになるのは不可抗力

ルルーシュとスザク、まともな大人さえいればあんなことにはならなかったのに、庇護者を失うことが物語のスタート地点だからね、約束された悲劇

アニメで欠落していた政治の話を小説で読めて満足しています

ルルーシュくんもかなり可哀想なんだが、冷静に行動を見るとその可哀想度を上回る悪行を為していて、本当にお前は悪役として配置されたんだなって

ルルーシュは因果応報なのでいいとして、スザクはそれに巻き込まれるにしては普通の人間のままでいたのは可哀想なので、やはりスザクにも超常的能力があれば末路の悲惨さもバランスが取れる

咲世子は半分コメディ要員だからさておき、スザクが自分の超人的な身体能力に割と無自覚っぽいのおかしくない? というかみんな気にしてないよね、なんでだよ

ところでギアスのドラマCDを少し聴いたんですけど、この頃の少年役してた櫻井さんの優しげな声めちゃくちゃいいよね

一期のスザクくん、ぽやぽや天然で子犬っぽさを感じる

1話のルルーシュはかなり声が高くて爽やかな少年声だったのに気づいたら高笑いするようになってしまった

ルルーシュは賛同も批判も等しく浴びる奴だと思うので、名誉ブリタニア人のうちの批判意見を具体的に描写されるのはすごくいいなと思った モブが生きている、息をして生活している

いや気障ったらしい大仰な身振り手振りで高笑いするルルーシュ好きだけど

小説の方で、スザクが終戦後に軍民屯田政策で開拓に送り込まれた設定が出てきたんですけど、つまり10歳から14歳の空白期間の初めの頃でブリタニアの洗脳教育を受けていたことになるよね? え? 本当なんですか?

いや、え? 父親殺しで自罰的になっていた頃にブリタニアから人種差別的な洗脳教育を受けるわけでしょ? 自尊心とかそういうやつを粉々に破壊されてもおかしくないよね?

お前たちは日本人じゃない、ナンバーズだって、ナンバーズはブリタニア人より劣っているって繰り返し叩き込まれるやつじゃん それを信じることはないにせよ、自分のせいで敗戦してそういう価値観がやってきてしまったことをまざまざと見せつけられるわけでしょ? そりゃあ自己肯定感なんか消滅するわ

ああ、そうか、ルルーシュくん、今風に言えば自己肯定感が高いのね

ある人のおかげ、ってそのある人の話は出るんですよね?

ルルーシュもスザクもカレンたち(ゼロ加入前のレジスタンス)もみんな自分の信じる正しさのために犠牲を出している点ではイーブンなので、これがシャルルの言うところの「嘘」が投影されている部分なのかもしれないね

まあ、全体的にお前が言うな!感は否めない

イレヴンの最低賃金問題でナナリーの考えた政策を2時間ものボイスメッセージを送って手直しするゼロ=ルルーシュのくだり、とてもいいね

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