ルルーシュは「もっと人の話を聞け」ではあったけど境遇的には割とどうしようもなかったのに対して、じゃあスザクはどうすればよかったのか、父親殺し以外の選択肢はあったのかが一切抜けていて、枢木ゲンブはまるで、主人公の片割れに生涯消えない傷を刻んで心を壊すためのただの舞台装置なんだよ

ゲンブとスザクがカタカナ表記で神楽耶や桐原や藤堂は下の名前まで漢字表記されている差は何なんだろ 意味あったのかな

ラウンズになってから枢木スザクからスザク・クルルギになるんじゃないかと一瞬思ったけどそんなことはなかった

今更だけど、ジェレミアとかキューエルってファーストネームだから卿をつけるのはおかしくない? 枢木卿やヴァインベルグ卿やヴァルトシュタイン卿はファミリーネームについてるのに

父親を殺した側と父親をこれから殺した側で対比されるかと思いきや、そのへんあっさり流されちゃったんだもの

スザクとゲンブの関係性と結末は完全に固定されていて、彼らにifは存在しない描き方に見えるんだよな そのあたりも含めて可哀想なんだよね

いやゲンブを殺していないスザクがどこかの派生作品にいると聞いたことがあるけど、もはや父を殺した罪を背負っていないスザクはスザクじゃないまである

もうすぐ小説の方読み終わるんだけど、読み終わるのが怖くて全然進まない

ルルーシュくん、人の話はちゃんと聞こうね、それから世の中のたいていの人は君より頭が悪いけど、そういう人たちの人格や意思や選択も尊重してあげてね、その人たちも生きてるんだよ君と同じように

ベアトリス・ファランクスを中途半端に登場させられて過去を明かされたせいでますますわからなくなった
コーネリアの後輩ってことはまだ20代?それなのに皇帝の秘書官?ブリタニアって年功序列がないどころの話じゃなくない?経験年数によって蓄積されるものを軽視しすぎでは?

まあスザクも将官待遇って書いてあったしな 18歳で准将なんだっけ?
スザクはどちらかというと、年齢よりも士官学校を出ていない方がヤバいんだけど

アーニャとジノは士官学校を飛び級したのかな…たぶん…

ルルーシュとシャルルが比較的親子だったらしいことが小説に書いてあって嘘でしょと思ったけど、多少なりとも父として見ていたから母が死んでもナナリーが不具になっても放置されていることに怒りを覚えたり、「お前はずっと死んでいる」と言われて憎悪するのかもしれない 今までの愛情の裏返しとして

だってスザクなんか父親に対して謝らないし愛情がある描写はないし悲しまないし、もちろん憎んでもいない 親愛に類する何の感情も見えない

いやスザク、父親殺しを後悔してないみたいなのが闇が深い 「あの時ああすればよかった」が一切ない 父親が死んだこと自体に無感動すぎないか? 人殺しが法に反した間違った方法であるという認識しかないじゃん

そう考えると、スザクの自罰的思考も歪んだ自己愛に似ている部分があるのかも 犯した罪に対応した罰を受ければ自分が世界に認められる、みたいな
それなりの正義感と倫理観があったからこそ、世界は正しい、世界に正しく在ってほしいと思っていて、受けるべき罰を受けていない自分は正しくないから正しい世界にはいられない、だから罰を受けることで正しい世界に自分も組み込まれたい、みたいな

終盤の「組織に入るしかなかったスザク」「組織に入れなかったカレン」の対比が弱いのが描写不足だなとは思うんだけど、今まで信じていた公平な世界を否定されて世界から弾き出されたように感じているなら、自分から組織に組み込まれたがって軍にたどり着いたと見ることもできるのかも

カレンが「組織に入れなかった」と言う割には、その嫌悪するブリタニア人の血筋によって支配者階級として居場所が与えられ、いくら毛嫌いしていてもその利益を享受しているし、レジスタンスのメンバーからもハーフだからといじめられることもないんだよね

「組織に入るしかなかった」スザクの方が組織の中に望んで組み込まれてなお孤独なんだよ

カレンがハーフだからといじめられる描写が皆無で、治安いいな??って本気で思った

顔立ちはおそらくブリタニア人寄りなのに、お兄ちゃんのおかげもあってかレジスタンスでも浮いてなくてきっちり仲間にカウントされていて、カレンは運がいい

ルルーシュくんさあ、なんでそんなに頭がいいくせにスザクの地雷を踏みまくるの?好きな女の子の前だと素直におしゃべりできない小学生男子なの?

ずば抜けた能力がありながら自分の意思というものが希薄なシュナイゼルが他者に請われるまま、平和の礎として恐怖の象徴、神になろうとするの、まさしく偶像そのものでゼロと同じ存在

小説版のナナリーが完全に別人だけど、父や母や兄を思えば過激な性格をしているのもおかしくないし、ルルーシュに望まれる「優しい妹」を演じていたとしても不思議ではない
むしろ小説版のナナリーが動かない体と開けられない瞼を嫌悪しながら他人に微笑むことを自身に課していたことへの苛立ちをぶちまけるシーンで、ナナリーの人間らしさが出ている

ナナリーを助けたいのに父親への復讐も目的に入れているからナナリーと決別するはめになるんだよ 大事なものは一つにしておけって言ったルルーシュ自身が目的を二つ持っていたから

スザクは行動が裏目に出るタイプだけど、ルルーシュは行動に対して報いを受けるタイプだと思ってる 悪役ポジションと本来の主人公ポジションの対比ね

1期最後でルルーシュはもはやコメディかってくらいスザクの地雷を踏み抜きまくって逆上させていたけど、小説版のナナリーもスザクに対する煽りが強い こんな兄妹と幼馴染なのか…

守備より攻撃が得意なルルーシュと同じく守備より攻撃に優れたスザクが組むからだめなんだよ

世界中のすべての人間を殺してでもユフィを守りたいと思えないからこそスザクだし、命を天秤に載せられないからこそユフィを失う
天秤に載せる行為がもうだめなんだろうな

自分の意思がわからなくなって(あるいは自ら放棄して)流されっぱなしのスザクとそもそも意思が薄くて他人の望み通りに振る舞うシュナイゼルって、ある意味似た者同士だったのでは?

スザクとカレンの対比はむしろ実質的には逆で、「組織の中で上手くやっているカレン」と「組織の中で孤立しているスザク」だと思う カレンが学園内ではブリタニア人として、レジスタンスでは日本人として認められているのに、スザクは名誉ブリタニア人として差別され、日本人としては裏切り者扱い

ギアス、勢いだけで突っ走ってたから(2期後半なんか特にそう)そういうところちょっと雑なんだよな…

スザクとユフィは奇跡的に噛み合った二人だけど、そういえばロイドとスザクもそういうところあるのかも 本来あるはずの(他作品ではあんまり見たことがない)脱出機構が備わっていないロボに文句も言わずに乗り続けてくれるメンタルこそ、ロイドの求めるデヴァイサーの資質だったのでは

アニメだとフレイヤはウランを使っていた気がしたんだが、小説だと原子サクラダイトってことになってて、いやそこめちゃくちゃ重要じゃん? サクラダイトの供給を日本がほぼ握っているから、サクラダイト以外を使うことによって日本から間接的に支配されなくなるっていう政治的な話が成立しないでしょ

言語学的に言えば、サクラダイトは産出する結晶体もしくは融体のことであって原子だとたぶんサクラディウムとかになるのでは?

サクラダイトって酸化物とかでなくそのまま単体で結晶になってるんですか?精製とかあんまり必要ない感じ?

ナナリーがスザクに「あなたが父親を殺してまで守った兄妹は立派な殺人者になりましたよ」って言うところ、本気でやめてあげてって思った
スザクは父親殺しの原因を誰にも求めてないんだよ、それこそルルーシュにもナナリーにも
自分が父親よりルルーシュ、ナナリーへの情を優先させたからって思ってて誰にも話してないのに、ナナリーは知った上で責めてくるのはすごく性格悪く描写されてる スザクを寝返らせるためにしては言葉がきつすぎて逆効果で、鬱憤をぶつけてるだけみたい

ナナリーとマリアンヌはアニメ版の性格にしておいてよかったな…って思う

ギアス小説版、本編分を読み終わった…8冊は長かった…

最後まで好き放題してたな、小説

ていうか小説の方でスザクが守護者設定のままなのに、主君3人とも死に至らしめるのかよ

すべての人に優しい世界を求めたのはナナリーで、ルルーシュが求めたのはナナリーに優しい世界だから、最初からすれ違ってたな

守護者設定なのに主君が次々と死ぬしその遠因が自分なので因果がすごい 最後は主君と入れ替わりだし

誰もが仮面をつけているって話、ナナリーもルルーシュの望む妹として仮面をつけていたせいで兄妹関係が決裂するのに、それでもシャルルを否定したから後には引けないんだなって思った

「優しい世界を」と願ったナナリーはルルーシュの望む仮面を被った姿で、本音は「ルルーシュがいればそれでいい」だったのに、そうナナリーが言ってなおルルーシュはあんまり信じていないというか、ナナリーが自分以外の人間がいない閉じた世界にいることを良しとしないから無理なんだよね

ルルーシュ本人が言う通り、ナナリーを言い訳に使って世界を壊して再構築しようとしていたってことだけど ナナリーだけでよかったのに、ルルーシュは強欲だからなあ

小説版の最後にC.C.が乗っていた馬車の御者、たぶんスザクだよね?

ゼロの仮面の下は関係者一同には筒抜けだろうけど、たぶんスザクは絶対に仮面を外さずゼロとして振る舞うので、そのスザクが素顔を晒せるのはもう共犯者たるC.C.だけだよね

設定詰め込みすぎだし、回収するのははなから諦めてるよねこれ そういうのどうかと思います

いやスザクの終戦後から軍に入るまでの空白期間を空白で終わらせるのだめじゃない?そこは割と必要なパートじゃない?

ロイドとセシルとラクシャータの過去編は読みたかったけど、本編とはあんまり関係ないからカットされるのもやむなし でもやっぱり中途半端に匂わせるのはどうかと思う

天皇制が存在しない世界なので皇家がその代わりだと思うんだけど、そうするとスザクは親王になるのでは…

小説版だと「もう自分のためには力を使わない」が父親殺し以降のスザクの信念で、それを一人では何もできないって言うナナリー、直球で傷を抉っているなと思ったけど、まあこれ事実なんですよね

自分では正しい選択ができないから他者に身を委ねるのは、別の視点から見れば無責任なのはたしか

力があるのに自分で選択しないのは持つ力に対して無責任なんだけど、小説版スザクは兵器になりたいって思ってるからその点において言動は一貫している

ロイドがスザクをパーツ扱いするとセシルがキレるけどスザク本人は機械になりたがっているからセシルがキレるのに不思議そうな顔をしていたし、そのへん本当にロイドはいいデヴァイサーを見つけたよね

スザクは作中で最も可哀想だと思ってるけど、周囲に非難されたり詰られたりする理由自体は割と妥当なので…

いやジノは何だったんだ

ジノには期待してたんだよ、スザクが失った友達ポジションをな まあスザクがジノを切り捨ててしまうんだが

ジノが思ったより悲惨な結末じゃなくてよかった スザクはどんな酷い目にあってもいいけどジノみたいなやつはやめてほしい

ギアス、設定もキャラも詰め込みすぎて噛ませ犬が多かったね…

小説版のジノとスザクがトラとドーベルマンらしいんですけど、まあドーベルマンはともかくジノの気質はゴールデンレトリバーでしょ 犬だよあいつ
どう見てもジノは犬 自分が飼い主よりでかいのを認識しないでのしかかる犬

スザク、大人に囲まれていた幼少期を過ごしていたから同じ年頃の子どもと接するのが下手で、軍に入っても年上だらけで治らなくて、それがプラス方向に作用していたのが「天然」と呼ばれていた部分な気がする

学園祭であれだけ玉ねぎ切って涙が出ないスザクどうなってるの?お前本当に人間?
料理うまそうだよね それとも刃物の扱いがうまいだけかな

小説読んでるけど、ジノの背景もあんまりはっきりしないなあ 金銭的にも才能にも恵まれているけど、親からの愛情と関心が欠如してて世の中のこと割とどうでもいいと思ってる感じ?
ジノはおいしいポジションだったのにこの扱いはもったいない

ロイドがデヴァイサーをパーツ扱いするのは非人道的性格ゆえではなく、パイロットも兵器の一部として扱うことで良心の呵責とかをやわらげるためだったりするんだろうか
デヴァイサーの人間性を無視してパーツとして思い通りに動いてほしいのは兵器として十全に性能を発揮してほしいからだろうけど、それ以外にも人間のまま兵器に乗って壊れた人間を見たことがあるのかもしれない

ロイドはデヴァイサーをパーツ扱いする割にはスザクの信念の矛盾を指摘して警告するわけで、壊れてほしくないから壊れないように人間性を捨ててほしいんじゃないかと思ってる
ロイドとセシルはデヴァイサーの精神的ケアの方針がたぶん食い違ってるんだよね
セシルはロイドとは逆に、デヴァイサーの人間性を認めて感情面のケアに努めたいんじゃないかな

この手の話だと兵器を提供する技術者はその役回りに徹しがちなんだよな 内面を掘り下げるとニーナみたいに良心の話をしなくてはいけないから
だからってラクシャータみたいに内面描写全カットはやりすぎだと思うけどね…

ロイドとラクシャータが同期、セシルが後輩で同じ大学の研究室に在籍していたと仮定してるんだけど、ラクシャータの出身地インドって中華連邦の下じゃなかったっけ?違ったかな

スザクのランスロットへの適合率がきわめて高かったのが枢木の血(日本の旧家の血)ゆえだったりしたら、ロイドも恐ろしいものを作ったね ブリタニア人は乗れないんだから
そもそも脱出機構のない兵器に乗りたがるような、自己犠牲的なメンタルの奴をブリタニアから探すのは厳しいでしょ

ユグドラシルドライブのことは最後までよくわからなかったけど、共鳴して云々って書いてあったから、原料のサクラダイトへの共鳴率は日本人が最も高いとかいう可能性はありそう

ジノのやや強引で人懐っこい大型犬みたいな社交性でスザクが押されまくってるのを小説で読むと、ルルーシュに足りなかったのはこういう、手を掴んで引きずり回す強引さだな ルルーシュって変なところで奥手だもの

ジノのこの様子だと家にも引きずりこんでそうだなと思ったが、スザクに礼服を貸してやっているからとっくに家に連れ込んでるわ

ルルーシュは強欲なので、きっとスザクには自分の意思でもってルルーシュに賛同して手を取ってほしかったんだよ

復学したスザクの学生服が見かけは変わらないけど特別に仕立てられたって設定、何かと思ったら騎士公には白い制服という案があった名残か

ルルーシュが奥手なのは本当に信用できるのか死ぬほど相手を疑うからで、だから一度心を許した相手には非常に甘いし執着するし、裏切られたら反動で激しく憎悪する

かつてその強引さでルルーシュとナナリーの閉ざされた世界を開いてやったのはスザクで、スザクが心を閉ざした後はユフィやジノが強引にスザクを外に引きずり出すんだ

根源の渦うんぬんがアカシックレコード(アーカーシャ)由来なのはわかったが、この世全ての悪、この世全ての善とか言い出したのでやはり作者はfate履修したことあるのでは?

スピンオフのナイトオブラウンズ(短編4本収録)を読んでいたら3本目でゼロレク後のセシルが登場して、は?!?!ってなった

ナイトオブラウンズと銘打ってあるから、スザク、ジノ、アーニャの幕間だと思うじゃん なんで戦後処理やらナイトメアフレームの歴史の話が始まるんだよ

戦後の現実的な政治の話は読みたかったのでこれはこれでいいんですけど

セシル編のラストでゼロ=スザクがユフィからもらった騎士章をランスロットの前に置いていってしまって呆然としている…個人として死んだなら手放さないといけないのはわかるけど、お前それ、一度死んだ枢木スザクが最も幸福だった時の象徴じゃん…真に明日を生きたいと、生きてもいいと思えた頃の…
きっと翌朝、出勤したセシルが形見として大切に保管してくれると信じてる…信じてるから…

ロイドとセシルはゼロレクの責任の取り方も違うんだね ロイドはたぶん研究以外に能がないのを自覚しててナイトメアを作り続ける(茶番に最後まで付き合う)のに対し、セシルは一線から身を引いて個人としてのルルーシュ・ランペルージと枢木スザクの記憶を留めておくのが責任だと思ってるんじゃないかな

セシルは「真実は一つでなくてもいい」と言ったけど、実際に一つしかないのは事実で、真実とはその人が信じたいものだと思うんだよね

セシルがいない研究室ではロイドを止める人間がいないからみんな手を焼くと思うので、たぶん定期的に誰かがセシルを呼びに行ってる
そしてそれを理解しているロイドがわざとわがまま言って、セシルが来るように仕向けているといいと思います

ロイドがジュースと偽ってスザクに酒を飲ませたのにロイドが先に潰れるのかよ ほんとスザクは身体的に強すぎる アルコールも効かないのか

ゼロ=スザクは一人で特攻したがる癖がいつまでも治らず、黒の騎士団総司令官の頭を悩ませればいいと思うよ

まあ復活はパラレルだね

復活は細かいことに目を瞑ると、割合みんな幸せそうというか、それぞれ答えを見つけて明日を生きている感じがあってよかったね
ただ、細かいことを考え出すと、いやお前は満足げだけどそれは客観的に見て幸せではなくない!?ってなる スザク、お前のことだよ

アスプルンド伯爵・マルディーニ伯爵という社交界二大変人を引き連れて、豪華絢爛で陰謀渦巻く物騒な日常を華麗に過ごすシュナイゼル殿下のパラレルが読みたい

カレンは組織に入れなかったと言うけど、実際には両陣営から受け入れられていて居場所もあるし、主要キャラの中でかなり真っ当なハッピーエンドを迎えていて運がいい

名家の出身ながら清廉潔白で理想に燃える青年だった枢木ゲンブが政界に身を投じ、立ちはだかる現実の前に心折れて、やがて権力に執着するようになる話も見たい

物語の描き方の話だけど
ロイドやセシルを始めとした大人たちがすべての悪意と罪を大人になりきれない少年たちに背負わせたことを不甲斐ないと思うような描写がなくて、今見るとびっくりする 能力と地位が直結していて、精神的未熟さがまったく考慮されないんだよね
スポーツ選手で考えればわかりやすいんだけど、十代半ばから第一線で活躍する=前線に出るから大人、みたいな、肉体の最盛期と精神的成熟が釣り合わないことのアンバランスさを問題視しない感じ

知人と喋ってて言われて気づいたけど、軍民屯田政策から助けてくれた「ある人」ってルルーシュのことなのか?!謎の宙に浮いたセリフ「7年前の借り」ってそういうことなのか?!

自分がブリタニアの官僚だったら敗戦国の人間には洗脳教育するし、レジスタンスの旗頭にされかねない首相の遺児なんて丁寧に反抗の芽を摘んでおくね
そう考えると、ただ日本人の生活、待遇の向上を求めて独立とか民族の誇りとかどうでもよくなってるスザクは洗脳教育の成功例なのでは
まあ最後はブリタニアを壊すんだけど

日本人としての誇りについては神根島でカレンと押し問答して平行線で終わったし 最後までカレンとスザクは平行線だし

神根島でカレンに父親殺しを告白したのは責めてほしかったのかな カレンがそんなふうにレジスタンス活動という非合法行為に手を染める原因を作ったのは自分だと、その怒りや苛立ちをぶつけて、それで日常に戻ってほしかったのだろうか
だとしてもその発想はすごく傲慢で、カレンの意思をカレンのものでないと言っているようなものなんだけど

ところで以前見かけた神楽耶とスザクの許嫁設定ってどこ準拠なんですか?

いとこで婚約するあたり、共和制を取っているはずの日本に残された尊い血筋って感じ(ギアスの日本は立憲君主制ではなく、皇室を廃して共和制になった国家だと仮定しています)

本家の血筋が断絶し、主君を失った枢木の分家が皇家を主君に据えて六家が形成されるとかそういうやつ?
皇もそれなりに古そうで、少なくともここ数百年の家柄には見えないから、古来より皇と枢木は比較的対等だったけど、枢木本家の断絶を境にして枢木が臣下に降ったって感じ?

ウィキペディアのgeass★netってなんだよと検索したら有料会員向けのサービスで、そんなものあったんだ…
アクセス方法の説明がガラケー全盛期で懐かしさしかない

結局ランスロットに脱出機構は付けられたんですか?まさか最後まで付かなかったなんてことはないよね?
セシルに怒られてしぶしぶ脱出機構をつけようとしたロイドに「それは要りません」ってスザクが言いそう だってあいつ、戦場から逃げるという選択肢が一切なかったからフレイヤの引き金を引くはめになったでしょ

スザクは大切なもの、明確に守りたいと思えるものがない時がいちばん強いんじゃないかと思えてきた 初めてランスロットに乗った時、自分の命さえも守らなくてよかった頃が作中でも強者だったでしょ
守るものが「顔を知らない誰か」であった時の方が、大切な人であった時よりも自由で空虚でそれゆえに強く、そして脆かったんじゃないか

マリアンヌが「自分のためにしか剣を振るったことがない」なのは「自分のために力を使わない」スザクと対比になってるね ラストでシャルルの侵略戦争の陣頭に立つのがマリアンヌなあたりもナイトオブゼロとの対比

よく考えたらブリタニア皇室に側室制度があるので、そこは東洋式だね

カレンが玉城にハーフであることをあてこすられてキレるシーンが小説版にあったんだけど、そういうのはアニメ本編でやれ

ハーフであることが露見していない学園ではともかく、カレンがハーフだと知っているはずのレジスタンスの中で一回も揉めていないのは不自然で都合がいい展開だなとは思っていた

アニメ本編の足りなさすぎる描写を小説版がすごい回収してくれる 知りたかった情報と設定を小説版がだいたいカバーしてくれる

ゲットーの謎も解けたし 小説に、作中のゲットーとは実質的に貧民街を指し、本来のゲットーとは意味も発生原因も違うって明記されてた

ギアスはロボアニメにしては設定とキャラを詰め込みすぎて細部の描写がおろそかになってるんだよ

セシルの最終的な階級が大佐なのが地味に気になる スザクが准将だったナイトオブラウンズ時代、ロイドが大佐でセシルが少佐だったはずだけど、スザクがナイトオブゼロになった時にまた昇進したのかな?

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