エランくんの展開が衝撃的すぎて、ミオリネの目的が地球に行くことなのを忘れてきた

さすがにガンダム初心者なので、人間が宇宙空間に住んでいるところまでは理解したけどなんで地球が貧しくなったのかはよくわからない

エラン・ケレスの美しい顔と氷の君と呼ばれる他者への冷淡さが好きなので、本物エランはノーセンキューだし4号の素顔はあんまりそそられない

本物エランが本物ならあの美しい顔は自前なので、4号を見ても物憂げな表情の俺の顔も美しいなとか思ってたりしててほしい

ミオリネ、儚げな外見に見合った籠の中の鳥みたいな感じのOPが完全に詐欺 OPではスレッタがミオリネの手を引いてるけど実際は逆じゃん

このラウダくんは何か画策して兄を後継者の座に引き戻そうとしそう

ミオリネのドレスもヒールもアクセサリーも寮に入らないのも周囲から丁重に扱われるのも、プロスペラの言う通りすべて父親の威光と財産のおかげだけど、これを突き詰めると子どもは親の所有物ということになるからその理論も割と詭弁なのに、そこで言葉に詰まるのがミオリネの子どもらしさだなと思った
ミオリネにとっての父親が大きすぎるって話で、強制的に放り出されたグエルはむしろここから自立のチャンスが来たことになるからむしろラッキーなのかも

本物エランの立ち位置は何だろうな…ペイル社が開催して選抜した学生をペイル社の代表パイロットにしてるなら「エラン様」と呼ばれるのは変じゃない?
かといってペイル社は4人のCEOによる合議制だから子どもに継がせるという発想はないし

エランが人が変わった(比喩ではない)ように振る舞うのにスレッタが全然気づかないところ、この2人は付き合いがすごく浅いんだな〜って思った

シャディクも本物エランも軽薄なところはあるけど方向性が違う感じ

ペイル社がスレッタを舞台上で吊し上げるシーン、ホルダーの子のせり上げてー、はいそこでストップ、CEOが話し始めるからスクリーンにアップで映して、次はCEOのせりを順番に上げて、ちょっと待ってそっちじゃない!とか裏でやってたのかな

水星の魔女、魔女はガンダムを駆るスレッタと見せかけて魔女裁判されるのもスレッタだけど、プロスペラはガンダム開発者のことを魔女と呼んでるんだよね

本物エランとかラウダとか、ちゃんと代役として動くので真面目だなって思った

ごめんね、エアリアルは実はガンダムなのってあっけらかんと言い放つプロスペラを見るに、スレッタは自分の出自を知っているけどプロスペラを母親と思っていて、一方プロスペラが娘と思っているのはエアリアルだけという食い違いな気がしてきた

物語が学園から起業云々へ移るとやはりご令嬢であるミオリネがストーリーを動かすことになるね いくらでも接点があるから

シャディクはミオリネのことを恋愛的にちょっと好きかもしれないけど、その自分の心さえ利用しそう ミオリネに何でもする奴と思われてるけど、自分自身も例外ではないよね
いやどうなんだろな、逆方向で2人は自由ではないから仲間意識じみたものなのかな?
シャディクは孤児で己の有能さを証明し続けないと身分を失うけど、逆にミオリネは己の能力を証明し続けても花嫁という選択肢しかないから無駄なんだよね

ミオリネは真面目だよね、成績がどうであれ父親は気にしないだろうに
むしろ賢しすぎるのは花嫁(トロフィー)としてふさわしくない
ミオリネは父親の絶大な権力のもとで何もかも与えられて生きているから、成績という自分だけのものがほしくて、それが最も手っ取り早い反抗の手段なんだよね 自立のためでもあるし

クソスペワガママ女呼ばわりされてワンマン社長まっしぐらな気配だったミオリネ、完全にダブスタクソ親父の娘

御三家の養子にならなければミオリネと知り合えなくて口もきけないのに御三家の人間だからミオリネに拒まれるシャディク、めちゃくちゃ可哀想で好き
ホルダーになって花婿になれてもミオリネの心は手に入れられないのを知っていた聡さがシャディクをずっと苦しめていたんだろう
そのシャディクの聡さが彼を会社の重要な地位に就けていたのに、その聡さゆえに先が見えすぎて臆病なんだよね グエルの愚直さと対比みたい

最後は自分の手でとどめを刺すのを他人を信用していないとミオリネに言われたけど、あれはシャディクの誠実さなんじゃないかなって思った

グエルは血縁関係によって最低限の生活を保障されるけど(それがいいというわけでもないけど)、シャディクは有能じゃなくなったら途端に放り出されるでしょ

ミオリネもミオリネで、御三家のみんなは自分を飾りと思っていて花嫁としての価値しか見出さないと思い込んでいて、ミオリネ個人が好きだったシャディクのことには気づかなかったんだよね
ホルダーになったらミオリネとの関係が致命的に壊れることを恐れて踏み出せなかったシャディクの臆病さも年相応だよ

ラウダが兄弟愛重すぎって作中ではっきり言われてるのおもしろすぎる たぶんジェターク寮のみんなそう思ってたでしょ
このラウダ、兄さんとのツーショット写真を机に飾ってそう

ラウダの姓がジェタークではないので、異母兄弟でも跡を継ぐ可能性は本来ほぼなくてかなり兄と差をつけられていたというか、兄の補佐として徹底的に育てられたがゆえの兄への重い愛だったりするんだろうか
ラウダを通してグエルのジェターク社の跡継ぎとしての側面が見えるよな
グエルは横暴で傲慢だけど立場に応じた責任感はあるしたぶん自分に従う下々の者には優しくて彼なりの誠実さはあるんだよね、時代錯誤だけど

シャディクが切ない少女漫画めいたプラトニックなすれ違い愛を描かれている横で「落ちろ水星女!!!」って叫んでる兄と違って冷静なはずのラウダくん、もうそういうポジションでいいんだね…

グエルに「お父さんが好きなんですね」って言ったスレッタなら兄を盗られて怒り狂うラウダにも「お兄さんが好きなんですね」って言ってくれるよ

ミオリネに近づくために努力するほどにミオリネが遠ざかるヤマアラシのジレンマみたいなシャディク、養子の彼にはそのやり方しかないのでつくづく可哀想

何もかも捨てて一緒に地球へ逃げるにはシャディクは賢すぎて、そんな苦労を好きな女にさせたくないほどには甲斐性があって、でもミオリネはそういうのが致命的なまでに好きじゃないんだな

シャディクはグラスレーに引き取られる前はおそらく貧しい孤児なので、自分の味わった苦労をミオリネには味わわせたくなかったのかもしれない
だから一緒に地球へ逃げよう、二人だけでって言えない、子ども二人だけでは生きられないのを身をもって知っているから

好きな人に苦労させたくないと思うのはごくごく真っ当な愛なんだよね、相手がミオリネでなければ 儚げな外見に反して自立心の強いミオリネでなければ
そういうミオリネだからシャディクは好きになったので、この二人はどこまでも噛み合わない悲劇

グエルをグラスレー寮に入れようとしたシャディク、グエルにならミオリネを任せられると勝手に判断して勝手に身を引いて、でもせめて目の届く場所に置いておきたいというのは理解するけどその束縛と紙一重の過保護こそミオリネの嫌いなものなんだよね
恋は盲目でもいいけれど、やはりシャディクほど頭が回る男がそれに気づかないはずもないと思うの、結ばれなくてもいいから、目の届く場所で健やかであってくれれば、それだけでいいからと思ってたんでしょう

軽薄そうな見た目で見た目通りに女を侍らせているのに反して仕事中は物腰柔らかくもスマートな有能さを見せつけるのに、好きな女の子のことになると途端に視野が狭くなる男子高校生シャディク・ゼネリ

第一印象が最悪なグエルや途中で態度を豹変させて冷たく当たってくるエランと違って、シャディクは早々にミオリネへの恋心を視聴者に見せてくれたので、その後女を侍らせようが校則を書き変えようがあまりヘイトを向けられなくて、本当に要領がいいなあいつ

生まれた時から籠の鳥のミオリネと違ってシャディクは元野良でいつ飼い主の気が変わって寒空の下に逆戻りするかわからない立場の不安定さがあるけど、そのシャディクの懊悩をミオリネは気遣ったりしなくて、まさにプロスペラに指摘された通り、恵まれた自分の境遇を当たり前に受け入れていた部分だよ

シャディクの賢すぎるがゆえに諦めがよすぎるところが死ぬほど諦めの悪いミオリネを苛立たせてきたんだろうなあ

シャディクがミオリネの度重なる脱走に付き合わなかった時点でシャディクに芽はなかったんでしょう

身を守るために身につけたであろう仮面が分厚すぎて、本気で言ってるのにいちばん信じてほしかったはずの大本命に信じてもらえなかったのめちゃくちゃ可哀想 本末転倒

シャディクの飄々とした態度は人を煙に巻いて本心を悟らせない彼の処世術なんだろうけど、何事にも本気でなさそう(常に代案がある)に見えるのは自衛のためでもあったのかな たとえ手に入れられなくても「本気じゃなかった」と言い訳できるように

グエルくん、キャンプがすぐ終わってバイト生活かと思ったらそれも一瞬で終わってかわいそう…

シャディク、あんまり落とさないまま上げられたと思ったらお前は上げて落とすタイプかよ!

一方ダブスタクソ親父がどんどんまともな人っぽい描写がされて、グエルと同じく落としてから上げるタイプだったんです?相変わらずガバナンスはダメダメだけど

エラン5号が登場したことにより、ガンダムよりむしろ強化人士の方が倫理観ヤバめな要素なのでは?

シャディクがベネリットを解体しようとしているの、養父の意向だけでなくミオリネを縛り付けるものを排除したいという感情から来ている部分もあるのではないかと思う
先週からひしひしと感じるけど、シャディクは過保護と束縛と紙一重でそのくせ直接手は出さない慎重さがあって、直接拒否されて傷つくのを怖がる臆病さがあるのに頭は回るから、外堀を埋めてこっちを見ざるを得ない状況に追い込むのが十八番なのでは 他人の意向を自分に添わせようとするというか

偽物エランくん2人目もピアス(4号と違うデザイン)してたから、あいつらの個体識別方法がピアスなんじゃないかという気がしてきた

グエルがあれだけ父親に逆らっても後継者ポジションから微動だにしないので、あの世界観ではものすごく血統が重視されるんだなって思った

グエル改めバイトのボブくん、なかなか楽しそうにしててお前はもうジェターク社を継がない方がいいよ

ミオリネが今までこき使ってたスレッタを気遣って他の人に仕事を分散させようとしているのが言葉選びが壊滅的に悪いせいで全部裏目に出ている様子、だんだんダブスタクソ親父と似てきてない?大丈夫?

「逃げたら一つ、進めば二つ」の物語の中、逃げるには強すぎて進むには弱かったシャディクはずっとミオリネの前で足踏みしてたから、ミオリネを手に入れられなくて横から出てきたスレッタに掻っ攫われてる
グエルはホルダーになれるほどの技量がありながら身分もモビルスーツも捨てても自分を失わなくて強いな たぶんそういうところがラウダが重すぎるほどの兄弟愛のゆえんな気がする

ストーリーとは関係ないけど、チュチュのボリュームありすぎる髪の毛を手でどけているニカがよかったですね

スレッタにとって初めての友達がミオリネであるようにミオリネにとっても立場を気にしないでいられる初めての友達だったんだなと思うと同時に、シャディクはミオリネにとってどこまでも互いの立場に無関係ではいられなかったんだなとも思った

シャディクがデリング暗殺に加わったのはミオリネを会社から解放したい気持ちもあったのではないかと思ってたけど、こいつ悪い方向で吹っ切れてないか? ミオリネは逆立ちしても手に入らないから完全に諦めて養子としての立場のみに生きようとしているみたいな

シャディクがたくさん女の子に囲まれているくせに女の子たちの誰もシャディクに恋してない感じがいいよね

デリングが素直に娘を心配する台詞を言えずに宇宙服を着ていない(危険な格好をしている)ことを咎める一方で、ヴィムはグエルに刺されて死にかけにもかかわらず一言目に息子の無事を喜んで、この二組の親子の対比は美しくてむごい

てっきりボブが窮地に陥ったジェタークCEOを助けて感動の親子の再会をすると思ったのに、父殺しグエルをお出しされてそっちかよ!!!?!って叫んだ

お母さんが人を殺して怯えるも「殺される前に殺せ」を受け入れられるスレッタと血塗れの花婿に「人殺し」と言ってしまうミオリネの潔癖さよ

娘をかばって死にかけるデリング、息子に殺されながらも再会を喜ぶヴィム、娘のために人を殺して娘にも人殺しを正当化させるプロスペラ、何にも出てこない養子のシャディク

水星の魔女の不憫枠はエランくん4号じゃなくてグエルだったか…

スレッタがガンダムの手で生身の人間を潰して殺しちゃったけど、その前に丸腰のスレッタは地球の魔女にガンダムの兵器で撃たれそうになってたから、自分のやられたことをやり返しただけとも取れる
人を殺すのもお母さんが先にやってみせたし

シャディクもミオリネのためなら人を殺しそうではあるんだけど(自社の利益に反しない場合)、母親が行動指針のすべてで善悪の判断も依存している節のあるスレッタと違って人を殺すことの重さを知っているので血塗れの手をミオリネに差し出したりはしない
シャディクはミオリネに美しく在ってほしいもんね、遠くで輝く恒星みたいに

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