キルヒアイスがあまりに早く死んだせいでよくわかってなかったんですが、キルヒアイスが少年の頃からずっと「ラインハルトさま」と呼んで、しかもこの呼び方が特権扱いなので、これは割と最初から主従関係が介在するタイプの友情なのでは…
そうするとラインハルトがキルヒアイスに手柄を立てさせてやりたいという思いの切実さもわかるな、キルヒアイスの方が身分が下だからラインハルトよりも更に舐められやすい
ラインハルトが野望を語った日にキルヒアイスが彼に従属することを誓ったのかと思ったけど出会った時からの可能性もゼロではないのか…?
アンネローゼが売られるより前にキルヒアイスがラインハルトを様づけしていたのか否か、そこなんだよ どこかで明かされるのか曖昧なまま終わるのか

身分差を無視して完全に対等な友人関係にあるのはラインハルトとキルヒアイスではなくロイエンタールとミッターマイヤーの方なの?

皇帝にならんとする者が階級意識が皆無なわけもないしな…
キルヒアイスとの身分差を疎ましく思うなら皇帝になるのではなく帝国を打倒して共和制に移行させるはずなのに、それをしなかったのだから階級意識はラインハルトの身に染みついているのかもしれない
皇帝を打倒して自分が皇帝になる以外の方法が頭にないみたいだし、なんだかんだ育った環境に縛られるという話でもあるのかも

ラインハルトが戴冠した後、貴族による圧政と搾取は滅ぼされたけど貴族そのものは滅びていないし、国を統治するための支配階級自体には否定的ではないのかな? その力量もなく地位に甘えていることや力量のある者が身分を理由に排斥されるのが許せないだけで

ラインハルト19歳かわいいわね いやめちゃくちゃかわいいんだけど
ラインハルトは初登場時からかわいかったわね

帝国側のファッションは軍服以外特に言及されていないけど、バリバリな封建制の感じとか外伝のパーティの様子からして貴婦人たちのコルセットは復活してそう

銀英伝、服装の近未来感がゼロなんだよね 作者はそのへんあんまり興味なかったのかな

帝国内の抗争に負けても同盟へ亡命できるけど、同盟で何かあっても帝国へ亡命できないから余計にヤバそう
帝国の貧しい平民と同盟の貧困層のどちらがましかは議論の余地がありますけど…
フェザーンに行っても、フェザーンこそ経済格差が是とされているのであんまり救いではないよねたぶん

フリードリヒ4世は政治に関心がないけど別に愚かではないんだね 今まで後継者争いから外されて侮蔑されていた意趣返しをしているみたいだな

たしか本文中でも書いてあった気がするけど、ラインハルトにとって打ち倒すべき皇帝フリードリヒ4世がルドルフほどには悪人として強力ではないのは不幸だったのではないかと思った
エルウィン・ヨーゼフは一種の虐待だし、フリードリヒ4世も後継者争いのごたごたの犠牲になっているところはあるし、平民の犠牲の上に立つ特権階級の人間ではあるけど徹底した悪役の役回りではない

ロイエンタールってミッターマイヤー夫妻の結婚式に出席してたんですか!?なんてやつだ!
ここまで来てロイエンタールがエヴァンゼリンに欠片も興味がなく儀礼上の対応しかしないのがかえって友情の深さを表してないか?
エヴァンゼリンはロイエンタールに目移りするような女性ではなかったのをロイエンタールはどう思ってるんだろうな 今まで自分に惹かれて勝手に飛び込んでくる女たちとは一線を画する存在に本当に興味ないのか?

ロイエンタールが手袋を投げつけられるところ、めちゃくちゃ見たい 凍った眼差しで相手を逆上させてそう

「星を砕く者」は「星を継ぐ者」のオマージュかと思ったけどニーチェだったんだ

帝国側の将兵が負けた側から略奪する描写を何度か見るけど、もしかして平民出身の兵士が隙を見て日々の鬱憤を晴らすように略奪行為に及んでる?と思ったらそう書いてあった

略奪の対象に公然と女性が入っていて、帝国側の価値観が近代以前へ逆戻りしている感がすごい ほぼすべて白人男性で構成された社会だもんな
かろうじて女性で地位と権力のある女性がいるのがかえって普通の女性の表舞台での存在感のなさを際立たせている

ヤンは絶望的に家事ができないし、キャゼルヌやミッターマイヤーはまぎれもない高級将校だから妻子を十分養えるくらい収入も高く多忙で妻が家庭に入っているのは何らおかしくないけど、出てくる既婚女性で仕事をしているタイプが見当たらないのは古いな…という感想は否めない

いきなりミッターマイヤーの拷問シーンがスタートしたんですけど 本気かよ

そういえばフリードリヒ4世の「予の代で銀河帝国が絶えて悪い道理がなかろう」という台詞でボンゴレ・プリーモの「栄えるも滅びるも好きにせよ」を思い出したんだよね

ロイエンタールって寄ってきた女には手を出すけど人妻には近づかないのか? そういうところ潔癖だなお前

ロイエンタールがミッターマイヤーに向けている友情はラインハルトからキルヒアイスへ向けたそれに比べればとてつもなく重いというわけでもないけど、ミッターマイヤー以外に対して冷淡なので比較するとだいぶ重く見えるところはある

ロイエンタールは女が嫌いだけど無関心ではいられないから本当は女からの愛が欲しいんじゃないかと思うんだけど、自分から近づけないのは臆病なんだか

ロイエンタールが死ぬ方に賭けているんだけどエルフリーデが登場してからは死なないような気がしてきた でもミッターマイヤーに殺されてほしいんだよな…

ヤンがラップとジェシカの婚約を聞いてから珍しく仕事がしたい気分になっているのは寂しいからだろうけど、鈍臭さを自分にも発揮して自分の感情に気づいていないように見えるな かわいいね

外伝1感の後書き読んだら7巻のネタバレ食らってキレた あとがきまで読む人間に銀英伝は厳しすぎる
あとがきじゃなかった、解説
ヤンが死ぬ巻数まで書いてあったのでさらにキレた

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