この前「薔薇のマリア」の話をしていて、登場するたびに主人公とヒロイン枠の美貌の描写があるというのを説明するのに「ラインハルト並み」という例えを使った
この例えめちゃくちゃ便利だな…
なおオチとして、相手は銀英伝はアニメしか見てなくて原作は読んでなかった

描写がないけどラインハルトの父親もそれなりに美貌だよね? でないと子ども二人が宇宙で最も美しい容貌にはならないでしょ

外伝4巻、キルヒアイスいなかった…皆勤賞ならずで残念
でも5巻は例の幼年学校連続殺人事件だよね?あんなに匂わせておいて違ったらキレる

キャゼルヌの婚約者ですって!?!?

だからケスラー夫人の話をだね
最終巻で突然ケスラーにロマンス要素をぶち込まれたせいで好きになっちゃったじゃんどうしてくれる

ヤン少佐の時はキャゼルヌを「頭の上がらない先輩」と言っているのに、ヤン大将は「先輩が来たら仕事を全部押し付けよう!」になってるのめちゃくちゃ笑う 扱いがお母さん

何もかもキャゼルヌにお膳立てされるヤン少佐、それでいいのか…?
いやいいんだろうな…先輩が勝手によきに取り計らってくれるしな

キャゼルヌパイセンは暇してるヤン少佐に適当な仕事を持ってきてくれるし群がるマスコミも追い払ってくれるし、この後は戦死した部下の息子に保護者を与え、またヤンの家庭環境を改善して後の妻も紹介してくれる 裏方仕事は全部片付けてくれる
便利すぎて作者にめちゃくちゃ重宝されてるな

ゆるい巻き毛の金髪で睫毛バサバサの美形男が全部ラインハルトに見える呪いにかかってしまった

ヤンとアッテンボローとキャゼルヌ、なんで軍人やってるんだトリオ
あと二人はともかくキャゼルヌは在学中に論文書いてスカウトされてるんだから転職できたはずなのに

キャゼルヌが在学中に論文を書いたという設定が出てきたことにより、ますますヤンの怠惰さが際立つね
ヤンって学者じゃなくて日がな一日、好きなように論文や本を読んでいたいだけじゃん お前がなりたいのは高等遊民って言うんだよ

高等遊民で思い出したけど、大阪の大学を卒業した後にうち(東京)に編入してきた人がいて、うわ~本物の高等遊民だ~と思った

外伝4巻、てっきりミステリが始まると思ったら普通に第二次ティアマト会戦の艦隊決戦の描写ががっつり挟まってて笑う ミステリに徹しきれない

ていうかアッテンボロー、艦隊決戦が基本戦略の世界で正規の職業軍人のくせにゲリラ戦が得意とか、おまえ本当になんで軍人やってるんだ?

ローザスが死んで残された孫娘の将来を心配するヤンに「婚約者がいるから」と返ってくるシーンで、そういえばこれはわたしが生まれる前の小説だな…と思った
封建制に逆戻りした帝国はともかく、民主主義の同盟も女性のメインの就職先って家庭なんだよね

キャゼルヌは部屋の掃除はしてくれないけど掃除を喜んでしてくれるような人を連れてくるタイプ

散らかり放題の自室の煎餅布団にくるまっているか研究室に半分棲みついて気ままに文献を読んだり寝ていたりするヤン(大学院生)、奨学金の返済が迫ってきてさすがに困ってキャゼルヌに相談したらなんか怪しいバイトを斡旋される現パロ、既にどこかで生産されてそうだな…

外伝でようやくパトリチェフのフルネームを認識した
フョードルってことはロシア系だったのか そりゃあ熊みたいな体格もいるね…

キャゼルヌ夫人って上官の娘なんですか? それフレデリカ・グリーンヒルと同じじゃん

やっぱりパトリチェフめっちゃいいキャラしてんな!と思ったがこいつはヤンと一緒に死ぬんだ
どうして死が確定した後に掘り下げるのか、なぜそんなひどいことを…

ヤンが士官学校で上級生の従卒やってた時って絶対にお茶の濃さがばらばらだしカップはきれいに洗えないしぼんやりしてて気が回らないしで、最終的に上級生に「お前はそこに座ってろ」ってチェスの相手くらいしかさせてもらえなさそう
逆にヤンが最上級生の時は下級生に世話を焼かれまくってたに違いない それで下級生が寝坊とかで遅れて慌てて駆けつけても絶対に怒らないので一定の人気がある

ヤンは三次元チェスが絶望的に弱いので接待として本人の知らないうちに活躍してそう

派遣されてきたムライが事務的なことを処理してくれると書いてあって、ヤンってつくづく運がいいよな 本人は壊滅的だけどいつも事務が得意な人がやってきて代行してくれる

ヤンはいつもこんな感じで困った時には助けてくれる人が現れてなんとかなってきたから「何とでもなる」って思ってるな

オルタンスの手料理に舌が慣れてしまったキャゼルヌ、レーションを食べたらあまりの不味さに自分の味覚を疑いそう

キャゼルヌって補給担当としてレーションの業者選定や試食はしてないのかな?
食えなくはないけど決して進んで食べたくはない絶妙な不味さを追求するのでオルタンスの手料理が恋しくなっててほしいし、不味いの判断基準が無意識に上がっているのを「奥さん料理上手なんですね〜」とからかわれてほしい

キャゼルヌが組織管理と行政以外に人事もやってるという描写を見て、こいつ総務部長になるべくして生まれたのか?という気持ちになった
2週間でヤンを呼び戻すとか、お前どんだけ権力あるの?まだ中佐なのに

外伝を読んでいると定期的にキャゼルヌに対して「お前はヤンの何なんだ?」という気持ちになる
本気で後見人じゃないか

アッテンボローって姉が3人もいる末っ子なの?!絶対姉たちに頭が上がらないやつじゃん
あるいは反抗的な態度をかわいいと思われてたか

アッテンボローが士官学校に受かって大学に落ちたという描写で、そういえば当時はFラン大学なんてなかったんだなと思った
今なら防衛大に受かる奴が大学は落ちたので仕方なく防衛大に、というのは変な話だよ 東大しか受けてないのか?ってなる

外伝4巻、ヤンが何もしないまま終わって笑っちゃった
ミステリじゃなくてヤンの歴史家になるという一夜の夢(演出:キャゼルヌ)だった

ヤンが従卒についてた上級生、ヤンが今日割るのはカップか皿かで友達と賭けをするくらいの明るさがあってほしい

外伝4巻の解説が開口一番「ヤンは神さま」と書いていて、この人大丈夫かよと思ったけどどれも正しい指摘だった
同盟(イゼルローン基地)と帝国の戦力差が著しく拡大していくので、ヤンとラインハルトを対等に戦わせるにはラインハルト本人を弱くするしかない
反対にヤンは崇められ、神格化される
ヤンの欠点はむしろ計算された欠点であり、彼の魅力を高めるために用意されたようにも見える
フレデリカやユリアンはこの欠点すら愛しているし

ヤンの欠点は愛嬌でラインハルトの欠点は可愛げ

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