可愛い男が好きな青柳、宜野座に連れられて自己紹介に来た縢に興味を示すと「目移りしないでください!!」って神月が視界を遮り、瞬時に人間関係を把握する縢とこいつどうしたんだ?という顔で神月を訝しむ宜野座(すべて幻覚)

狡噛、宜野座というエリートコースに乗っている容姿の優れた男(それぞれ系統が違う)が二人も近くにいるのに選ばなかった青柳は狡噛も宜野座も趣味じゃなかったと思ってる

価値観が容姿からサイコパスに移行した世界でよりによって潜在犯を彼氏にする青柳は相当悪食だし、学生時代から男の趣味が悪いと友達に言われてそう

ノベライズの比較的元気そうな宜野座なら、年度末に有休を1日も取っていないことを局長に官僚的言い回しでちくちく責められて「本当に取っていいんですか?緊急の呼び出しにも応じないので一係は緊急出動できませんけど本当にいいんですか?」と青白い顔で言ってくれるかな

宜野座が生まれて初めて嫉妬に似た感情を覚えたのは槙島なんじゃないかと思ったけど、あの自己肯定感の低さからいえば、また選ばれなかった、置いていかれたと思うだけで嫉妬できなさそう

宜野座の自己肯定感をバグらせているのは唯一の友達だった狡噛に他ならないので、あの二人は実はシビュラ的に相性はあんまりよろしくなかったりする?
狡噛と相性が悪いと判定されるのが怖くてシビュラ判定を行わない、あるいは判定されたけど初めてシビュラ推奨を無視してた?

そもそもサイコパスはロマンス要素が少ないからこそ好きだったので、これ以上描写を増やされるのは政治、社会問題の描写が不十分なのと並んでストレスになりかねない…
宜野座は幼い頃、征陸に憧れていただろうけど、根底には市民の安全を守ることに意義を感じていたわけで、そのあたりの描写が最近おろそかになりがち
元監視官の設定をもっと活用してくれ、もっとモブの息遣いを感じさせてくれ

そもそもサイコパスはロマンス要素が少ないからこそ好きだったので、これ以上描写を増やされるのは政治、社会問題の描写が不十分なのと並んでストレスになりかねない…

今日も今日とて欧州法規を見てたんですけど、気になって調べたら日本だと総務省や経産省の所轄みたいで、法務省を解体しても法は廃止できないみたいね

シビュラを否定した先が現代の民主主義(腐敗を廃絶できていない)というわけにもいかないだろうし、ほんとこの先どうする気だ…

シビュラなしで生きていくためにはそのような自立を促す教育と啓蒙が必要で、それはつまるところ槙島がやりたかったこととよく似ている 衆愚政治と揶揄されるように、民主主義の質は民衆によって決定するので
そのあたり意識してるんだろうか?

民主主義は選択した責任が民衆に帰せられるので、その責任をほとんど完璧に近いシステムが担ってくれる地上の楽園で、誰が真にシステムを廃止したがるのか?という話は必須

そういえば炯は宜野座のポジションの後継として設定されたっぽかったね
潜在犯の子/移民という己の意思・人格に関係なく血縁によって付与される、社会的に迫害される属性を持ちながら、知能も高く最も社会的地位の高い職業に就く
ひたすら社会的正しさとその先の社会的承認を求めて自分を無理に適応させようとした宜野座と違って、炯はシビュラを盲信せずにいる
結婚相手(同郷の人間)と親友がいるから自己肯定感が正しく備わっていて、宜野座の先をゆくような立ち位置
炯には仲がいい兄と同郷の妻と差別しない親友と社会的地位の高い後見人がいて、宜野座にはいなかった/失ったという、単純明快にして残酷な現実だな

PP1期、人はそんなに強くないし、すぐ楽をしたがるし、安寧が約束されるなら別に自分で選ばなくてもいいし、数値化できない心はそんなにきれいなものじゃないし、そういうところまで含めて過去への羨望っぽさは随所にあったね

槙島の重視する意思というものも実は非常に弱いもので、社会規範に沿って選択する社会性の生き物たる人間に真の自由意志はあるのか?という問いはつきまとう
これには脚本側も自覚していたようで、1期のメインストーリーからこの要素は慎重に切り離されてVVで回収された

今まで朱に過度に期待していたことを、いつのまにか己の正義を手放して朱に依存していたことを、他人の正義を己のものと同一だと錯覚していた愚かしさを、システムを盲信する人たちと同じところへ堕した自分の怠慢をつきつけられる宜野座はとても見たい
そういう方向で話を進めるなら全然アリ

宜野座の行動原理が朱に帰結させられるということは朱が彼の信じる正しさと同一視されるということであり、メインテーマに「正義とは何か?」を据えた物語でそれをやると「正義の属人化」との誹りは免れないと思いますね…
朱ちゃんなら宜野座が信じた正しさに向かってまっすぐ歩いていけると思ったから「希望がわいてくる」という発言が出たと思っているので、ただの人間を聖女に仕立てることに批判的視点の欠けた演出はなんだかな~

全体的に皮肉っぽい視点が足りない 1期の随所に見られたねじれ構造とそれに対する皮肉じみた批判的視点が
物語中の倫理観と見る側の現実の倫理観は大きくかけ離れていて、この落差こそがおもしろかったのに、それを成立させていた皮肉っぽい視点がなくなったら魅力が半減する

一度潜在犯になったらほとんど犯罪係数は下がらないのは慣れてしまうからだと狡噛が皮肉っていたので、執行官になった宜野座もまた監視官だった頃を忘れ、己の正義と信念を忘れ、朱の正義を己のものだと錯覚するに至ったのであればそれも良し
狡噛は執行官になったことで「このくらいやってもいいだろ」と開き直っているところがあったし、征陸なんかまさに猟犬であることに慣れてしまったキャラクター(そして息子にもそう助言する)

潜在犯になったらほとんど回復が見込めないということは、矯正センターはいずれパンクすると思われる
犯罪係数の上限の引き上げで対応することになったら、宜野座も合法的に監視官へ戻れるね
朱ちゃんはおかえりって言うし美佳ちゃんはハアア??って顔をしてどう接すればいいか戸惑う

宜野座の作ったExcelのマクロが朱→美佳と受け継がれ、執行官になってからも手順書を作って新しい執行官たちに使わせるので効率化著しく、しぶしぶ宜野座の有能さを認めるもある日マクロが動かなくなり、これだからメンテしてないマクロは!!とキレる(いなくなった人の作ったマクロで動いてる職場)
22世紀にExcelが存在しているかは知らないけど、たぶんExcel的なやつはある

「昔取った杵柄だが」と前置きしつつ、どの法律に違反しているのかすらすら教えてくれる宜野座執行官はいますか?
そう言いながらいちばん始末書を書いててほしい 法を守れ

宜野座が8年近く1係にいた(うち3年は一人)ことを考えると、書類の書き方の癖が朱ちゃんと美佳ちゃんにも受け継がれて、青柳にはこれは宜野座くんから教わったわね…と見抜かれている

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